白雲山雀舌茶は、白雲山の深山幽谷で自生する、最高級の茶の若葉を穀雨(旧暦4月20日)の前に一つ一つ手で摘み、伝統的な加工技法で作る緑茶のことで、最高の香りと味を誇る光陽自慢の製品です。長い歴史を誇る白雲山雀舌茶は、ビタミンC、ミネラル、タンニン、カテキン、無機質、フッ素など、各種栄養成分が含まれており、心身を清め、疲労回復や二日酔いの解消、便秘の改善に優れた効果があり、肌にも良いお茶です。また、利尿を促進し、抗がん作用や生活習慣病の予防、体内の重金属や老廃物を排出させる効果があります。

光陽は韓国で初めて栗の栽培団地が造成された地域で、光陽栗の主産地である白雲山の稜線は、栗の生育に必要な豊かな日射量と肥沃な土質のおかげで他のどの地域よりも優れた品質の栗を生産しています。
一般的に、栗一粒が20～25gなのに比べ、最適な自然条件の下で生産される光陽栗は30gを超え、香りが良く糖度が高いため全国的に人気が高いです。

清らかな蟾津江の水が流れる白雲山の麓に位置する光陽では梅の花祭りが開催されるほど梅の実が有名です。
光陽地域は豊富な日射量、開花に適した暖かい気候、梅の成育に適した地形で、およそ20里(*約8キロ)にわたって造成された韓国最大規模の梅栽培団地では韓国全体生産量の約30%を生産しています。
また、梅の成育に適した自然条件のおかげで、光陽の梅の実には健康の維持に有益なクエン酸やカルシウムなど、11種類の成分が多量に含まれており、身体によい影響を及ぼすことが科学的に証明されています。

白雲山で自生する柿を、 白雲山於峙渓谷のきれいな空気と太陽に光にさらし、手間ひまを掛けて乾燥させた光陽白雲干し柿は、色が美しく甘くて柔らかいと評判です。
干し柿の品質は柿の品種にもよりますが、さまざまな品種の中でも白雲山一帯で自生する｢密柿｣は特に優れた干し柿の原料となっています。

自然の贈り物、神秘の薬水｢光陽白雲山コロセ(イタヤカエデ)薬水｣ 韓国ではカエデやカエデ属のイタヤカエデの樹液を薬水といいます。
白雲山には光陽の市の木に指定されるほど数多くのイタヤカエデが自生しています。イタヤカエデの樹液は、夜間の気温が-3～-4℃以下、昼の気温が10～15℃以上と、昼夜の気温差が15℃以上のときにもっとも多く抽出されます。
イタヤカエデの樹液にはスクロース、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄分などのミネラルやビタミンB1、B2、Cなどが多く含まれています。

先祖の知恵を受け継ぎ、人々の健康のために開発された白雲山イタヤカエデテンジャン(*韓国の味噌)·醤油は、白雲山の麓に自生するイタヤカエデの樹液と、韓国産大豆、天然天日塩を使用し、伝統的な製法で壷で2年以上熟成させた伝統発酵食品です。
イタヤカエデから採取した樹液と伝統食品とを融合させたイタヤカエデテンジャン・醤油は、韓国食品研究開発院の輸出用食品成分検査と光陽保健大学による臨床試験を終え、全羅南道知事品質認定を受けた優れた健康食品です。
イタヤカエデ醤油はナムルやワカメスープ等の味付けに、イタヤカエデテンジャンはチゲやスープの味付け、サムジャン(*野菜包み料理の調味テンジャン)などに使われます。

銀粧刀という名でも知られている粧刀は、高麗時代から貴族の男女が使用した装身具で、中でも光陽粧刀は朝鮮時代に世宗大王が所持した名品として知られています。
刃の部分を特殊な工法と焼入れで製作し装飾と柄、鞘、刃が全体的に美しくバランスが取れており、実用性が高いだけでなく芸術性にも耐久性にも富んだ名品です。

青竹、キジの羽、桃の木などから作られる光陽弓矢は、製作過程が複雑で120段階以上の工程を経て完成される伝統工芸品です。
無形文化財第12号の保持者、弓矢匠金起氏が伝統矢製作の脈を受け継いでおり、最近は手ごろな価格の民芸品も生産しています。
金起氏は弓道3段の保有者でもあり、作った矢を試し射ちし命中率や弾力性をテストする過程を経て名品を生産しています。

竹、黄土、カラムシ、螺鈿、金、漆などを使った伝統工芸技法を融合させた万年筆で、材料の採取から完成までの全過程を手作業で行います。
伝統的な品格とモダンな感覚のデザイン、作品性と実用性を取り揃えた高級工芸品で、一つ一つ異なる魅力があります。